Q. 今日はお話を伺えて嬉しいです!まず、先生の自己紹介をお願いできますか?

私はずっと寝屋川市で理科の教師をしています。現在は3校目に勤務しており、前任校ではICT担当も兼任していました。とはいえデジタルにはそれほど詳しくなかったんですが、デジタル化の流れもあり、これをきっかけに「デジタルを使っていかないとあかんな」と思うようになりました。でも、ICTが導入されて間もない時は調べ学習程度しかできなかったんですよね。

Q. なるほど、デジタル化の流れですね。その中でマナビリアを採用された理由は何ですか?

実は、先生になってからずっと明治図書さんの「よくわかる理科の学習」を使用させていただいているのですが、去年教師用冊子の中にマナビリアのチラシが入っているのを見つけて、卒業まで使えることもあり試験的に導入してみようと思ったんです。昨年から利用しているのですが、昨年は中1が担当だったこともあり、マナビリアを導入するのにちょうどいいタイミングだなと。

Q. マナビリアの使い方や、気に入っている機能などがあれば教えて下さい。

テスト前の総復習として、「宿題機能」を使ってテスト範囲を宿題として配信しています。また、テスト前の授業中にも取り入れていて、もう一人の理科担当教諭も問題なく使っています。

これまでは紙(よくわかる学習)での取り組みと提出を必須にしていましたが、マナビリアを導入してからは生徒に紙とデジタルのどちらかを選ばせるようにしました。子どもたちの勉強へのモチベーションも向上していると感じます

Q. 生徒たちの反応はどうですか?

すごく良いです。「これめっちゃいい」「みんな、こっち(マナビリア)やったほうが早いで」などの生徒の声も聞きます。今の生徒には合っていると感じます。実際、半分くらいの生徒は自分からマナビリアを選んで宿題に取り組んでいます。

Q. それは素晴らしいですね!先生にとってもメリットはありましたか?

そうなんです。紙の場合、提出から点検、再配布に結構な手間がかかりますが、マナビリアならどの生徒がやってどの生徒がやっていないのかが一目でわかるので、本当に一瞬で点検が終わるんですよね。約半分の生徒がマナビリアで宿題を出しているので、単純に計算しても宿題の点検にかかる時間が半分になったんじゃないかなと。なので校務効率化という点でも非常に助かっています。

あとはテスト前の授業でマナビリアをやらせていると、机間指導で生徒がどれくらい「スター」を獲得しているかわかるんですよね。この「スター」の数で生徒たちがどれくらい頑張って勉強してくれているのかがわかるので、「頑張ってるね」と褒めたり、コミュニケーションを取るのに役立っています。学習量まで見取ることができるのはやっぱりデジタルの強みですね。

あとは、テストを実際に作るときにもマナビリアを活用しています。先生画面から生徒別の回答や正答率などのデータを見ることで、例えば「この問題、みんな初回は間違えているな」というような問題があった場合、その問題をテストに出したり、授業で確認したりしています。「初回から正解した」と、「初回は間違えたけど2回目は正解した」が区別できるのが良いですね。

Q. 成績にも影響がありますか?

ありますよ。去年中1を担当したときはマナビリアの導入前後でテストの平均点が10点以上アップしました。導入してよかった、と思いましたね。

Q. 他に気に入っている点はありますか?

卒業まで無料で使えるのが大きいです。受験前に基礎的な内容の復習が同じアプリの中でできるのがよさそうだなと。来年まで採用したら1〜3年までマナビリアを活用することができるので、3年間の総復習や受験指導にも役立てられないかなと思っているところです。

こちらでやらないといけない処理や操作もいくつかありますが(生徒登録や進級処理)、手順がとても丁寧に書かれていたので全く手間に感じませんでした。

Q. もし改善点があればお聞かせください。

理科でいうと、化学式が入力できる専用のキーボードの使い勝手改善とか、計算できるスペースの確保とか、そういったところですかね。
例えば画面の余白に計算式を書き込める機能があれば嬉しいです。

2024年度中に「画面メモ機能」を実装予定!!

Q. ありがとうございました!最後に一言お願いします。

こうしてユーザーのもとに直接調査に来てくれるのがとてもいいですね。アンケートなどで「現場の意見を伝えたい」と思って書いたことがちゃんと反映されるのが実感できるので、これからもよろしくお願いします!

関連記事